はい。bb4ixでは、P2P(peer to peer)アプリケーションのご利用が可能です。
「P2P」とは、ネットワークに接続されたコンピュータ同士が、互いに直接通信を行うことで、従来はサーバに一極集中しがちだった通信負荷を分散し、より効果的にネットワークを活用するテクノロジです。この技術を活用した代表的なアプリケーションとしては、次のようなものがあります。
- Skype
- Google トーク
- Yahoo! メッセンジャー
- MSN メッセンジャー
- BitTorrent
- 各社IP電話サービス(SIP等)
しかし一方で、P2P技術が持つ匿名性を悪用し、著作権のある音楽や映像・アプリケーション等のファイルを、多数のコンピュータ間で違法に共有する「P2Pファイル共有」が、著作権を侵害するとして、大きな問題となっています。「P2Pファイル共有」の代表的なアプリケーションには、次のようなものがあります。
- Winny
- Share
- WinMX
- Perfect Dark
特に「Winny」や「Share」等によるP2Pファイル共有は、ダウンロードによる直接的な著作権侵害はもちろんのこと、アプリケーションが備えるキャッシュ機能により、利用者が知らないうちに著作物を公開し、著作権侵害(公衆送信権侵害)に加担する可能性も示唆され、問題視されています。
bb4ixが、お客様のPCに保存されているファイルをのぞき見たり、通信の内容を傍受することはありませんが、著作権管理団体では、違法に配布されている著作物に対する調査活動を行っています。著作権管理団体の取り組みについては、以下の情報をご参照ください。
上記の資料にもあるとおり、著作権管理団体による調査では「Winny」や「Share」等が使用する「キーファイル」から、アプリケーション利用者のIPアドレスや保持するファイルの名称、接続時刻等を分析できる調査ツールが使用されており、もはや「匿名性」はないものと考えるべきです。
違法性以外の問題として、P2Pファイル共有では通信量が膨大になる傾向があります。一部のお客様が大容量の通信を継続的に行うことで、他のお客様に影響が生じる場合があります。すべてのお客様に、公平で快適な通信環境をご提供するため、bb4ixではルールに基づいた通信量の制限を実施することがあります。
以上にご留意いただいたうえで、bb4ixをご活用ください。